TMSジャパンからのMLです。
腰痛患者63名を4群に割り付けてトリガーポイント注射の有効性を調べたRCT(ランダム化比較試験)によると、疼痛改善率は鍼治療群や冷却スプレー+虚血圧迫群より、トリガーポイント注射(局所麻酔剤・局所麻酔剤+ステロイド)群の方が低いことが判明。http://1.usa.gov/nTBSuI
最新の腰痛診療ガイドラインでは、発症4後週間以上の亜急性・慢性腰痛に対して鍼治療とマッサージ(虚血圧迫)を推奨しています。
上記も、トリガーポイント注射、鍼治療、腰痛と一括りにされていますので、単に鍼治療とマッサージを推奨とは、言い切れないと思います。
最近は、情報が氾濫していますので、少し私が思うことを書いてみたいと思います。
最近、テレビでトリガーポイントについての番組を見る機会が増えました。
集患や集客が目的?
その恩恵に預かろうとしたいのか?
トリガーポイントの治療を行っていると謳う、治療院が増えてきたように感じます。
あたかも、自分が編み出したかのように、〇〇式トリガーポイントと謳っている院もあります。
トリガーポイントの治療を行うのに、特別な資格は必要ありませんから、トリガーポイントの治療をやっていると謳う事自体は、嘘ではありません。
独学でも、深い所まで落とし込んで、臨床を展開されている方も居れば、本を読んだだけの方も居るかもしれません。
そもそも、トリガーポイントの治療は、他の治療に比べて、時間と手間がかかりますし、活性化したトリガーポイントを見つけるには、解剖学、動作分析 etc 高い臨床力が必要ですから、トリガーポイントの治療を行っていると謳う治療院全てが、高度な技術があるとは思えません。
何より、ブームで終わらせないようにしなくては行けません。
当院は、トリガーポイントの研究の第一人者である、黒岩恭一教授の主宰する、トリガーポイント研究会でトレーニングを受けた、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリース専門院です。
技術水準が高い、トリガーポイント療法を行う治療院を探しておられる方は、こちらが参考になると思います。⇒http://k-tp.jp/clinic
また、以前記事にしましたが、トリガーポイント注射とトリガーポイント鍼灸は、名前は似ていても別の治療法とも言えます。
どちらにも良い点がありますので、参考にされたい方はお読みください。⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/1871
カテゴリ:医療への不信感
ebara / 2015年07月02日(木) 14:11