痛みに関する話題を綴った日記です。
守屋カイロプラクティックオフィスの、m_chiro先生が、メディカル ストレッチングと言う本を、ご自身のブログで紹介してくださっています。
http://mchiro.exblog.jp/16403587/
トリガーポイント・エクササイズや、在宅エクササイズの指導の参考になればと購入しました。
これは正しい運動機能を学習させるだけではなく、自ら治そうとする意欲や管理意識を自覚させる意味も持っている。
治療技術を提供するだけでなく、正しい痛みの知識、エクササイズの知識を提供する事も、治療家の大切な仕事だと思います。
カテゴリ:読書
ebara / 2011年06月08日(水) 00:05
60歳代の女性の患者さん。
甲状腺の機能低下症と言う持病があり、低体温の体質で、筋痛症がなかなか改善しないタイプの患者さんです。
仕事柄、手先を水や薬剤に触れる事が多く、手荒れの酷い状態で見ていて痛々しい感じです。
ふとしたことから、鍼は生体を故意に傷を付けると言うお話から、こんな話をしてくださりました。
先生、この手酷いでしょ?
もっと手荒れが酷くなると、自分で傷つけて血を出すと、スッとして早く手荒れが治るんです。
とお話ししてくださりました。
まさに自分で行う刺絡ですね。
シモヤケに刺絡をすると、早く治る事は有名ですね。
結局、痛みに限らず、組織の治癒力を上げてあげるには、血流を改善するしかないですね。
酸素や栄養を多く含んだ血液が傷んだ組織を修復する。
私が行う鍼治療は、簡単に言えばそんなものですが、決して乱暴な物ではありません。
慢性化した痛みは、トリガーポイントや筋肉だけの話だけでは済みません。
神経回路(ソフト)が複雑に絡み合っています。
慢性化した痛みには、今のところ決まり手がありませんから、早期に痛みを止める事が肝心です。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2011年06月07日(火) 08:23