膝関節の内側の下に半腱様筋、薄筋、縫工筋が脛骨の近位内側にまとまって付着・停止しています。この部位を総称して鵞足と呼び、この部分に起こる炎症を鵞足炎といいます。
鵞足炎は、いわゆる機械的ストレスによる、オーバーユース症候群とされ、ランニング・ジャンプ・ステップ動作などに伴って、痛みが生じるようになります。
通常は運動後に発症することが多く、徐々に進行して歩行や階段昇降に伴っての痛みが現れます。
普段、スポーツをしていない人が急にランニングなどのスポーツを始めた場合やX脚、回内足などの下肢アライメントの異常を 伴う場合、骨端線閉鎖前の筋緊張の強い時期などに症状が強く出やすいとされています。
鵞足の緊張が強い場合は、膝関節の完全伸展が困難となります。
鵞足炎と呼ばれる痛みの多くは、大腿の筋や鵞足に出来たトリガーポイントが原因です。
トリガーポイントの治療には、関連痛の理解がないと的確な治療 が行えず、痛みは、なかなか良くなりません。
また、関連痛が生じると、痛みを感じているエリアの筋肉にも、新たなトリガーポイントが発生しま すので、二次的なトリガーポイントの発生によって、またこのトリガーポイントが関連痛を起こし始めるという複雑な痛みの構図が出来上がりますので、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき、悪くなっていると考えれる筋肉、専門用語で罹患筋(りかんきん)と呼びますが、それを見つけ出し、罹患筋の中にできたトリガーポイントを鍼や道具、手を使って治療します。
ま た、痛みに限らず、患者様が訴える痛みや症状には不安や恐怖が大きくかかわっています。
この不安や恐怖が無くなった時に、人は自然治癒力を最大限に発揮で きる状態になると考えます。
必要と判断した場合は、痛みが再発しにくいように、メンタルケア、生活習慣などの指導を行います。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、この部分の治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
京都で、鵞足炎の症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
http://www.ebara-acupuncture.com/archives/8552
・痛みの体験記
・ブログを書く理由
・こんな症状の方が来院
・トリガーポイント療法専門院の江原鍼灸整骨院.ホームページ
・京都市中京区西ノ京御輿岡町10番地
(JR円町駅を北へ徒歩5分。島津アリーナ京都を南へ100メートル。)
円町、大将軍、白梅町、花園、西ノ京、太秦、等持院、鳴滝、御室、龍安寺、宇多野方面からもすぐです。
・診療時間 9:00~19:30(水・土 午前中のみ)
・定休日 日曜日 祭日
・電話 075-463-8639
・「ホームページをみて…」とお電話ください
メールでのお問い合わせ⇒メールフォーム
ebara / 2014年09月30日(火) 13:41