京都JR円町駅5分の江原鍼灸整骨院.は、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリース専門院。ヘルニア、坐骨神経痛、むちうち、腰痛、膝痛の治療が得意
京都市中京区 JR円町駅5分 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)  座骨神経痛 ヘルニア 脊柱管狭窄症 トリガーポイント療法専門院 江原鍼灸整骨院.
HOME
初めての方へ
筋膜性疼痛症候群(MPS)・トリガーポイント
超音波エコー観察装置とエコーガイド下筋膜リリース鍼
施術の流れ
施術時間・料金
痛みの体験記
患者様の声
症例報告
このような症状の方が来院されています。
よくある質問
アクセス
お問合せ
ブログを書く理由
治療室日記
漢(男)のブログ
リンク集
診療日カレンダー
Calendar Loading
江原鍼灸整骨院.
江原鍼灸整骨院. Facebookページ

問診する時は、ニュートラルな思考が重要。 - 治療室日記

80歳男性の患者さんが、右肩が痛いと言って来院されました。
(何かされましたか?)
患者(何も心当たりはない、いつも右を下にして寝ているくらい)
(安静にしていても痛みますか?どのような動作で痛みますか?)
患者(後ろに手を回す時に痛む(結帯動作)、安静にしていれば大丈夫。)

問診から得た情報で安静時痛がない。
視診で肩の腫れがない。
触診で熱感がない事を確認しましたので、強い炎症はないと判断。肩の拘縮などはなく、他動的には、どの方向にも肩が動かせるので、自発痛がある肩の内旋に関係する筋肉を治療しました。
治療後、痛みは半分くらい楽になりましたが、何かすっきりしません。再度問診すると、肩より肘を深く曲げるときが痛むと仰ります。
動作から割り出すと、上腕二頭筋よりも、上腕筋に問題がありそうです。
もう一度、詳しく問診すると、数日前に部屋の片隅にあった鉄アレーで、上腕のトレーニングをしたと言う事を思い出されました。
いわゆる、遅発性筋痛と呼ばれる病態なのでしょう。
症状は、すぐに取れましたが、上腕筋の治療を先に行えば、肩の治療は不要だったかもしれません。
80歳の方が、そのようなトレーニングをするとも思っていませんでしたし、患者さん自身も、記憶からスッカリ抜け落ちていたようです。
限られた時間内に、出来るだけ有用な情報を引き出すには、固定観念に捉われず、ニュートラルな思考で問診するべきですね。

画像が上腕筋です。

 

カテゴリ:治療室こぼれ話

ebara / 2014年01月07日(火) 07:52