自動車事故などで、頸椎の靭帯、椎間板、関節包、および頸部の筋肉、筋膜を損傷して起こりると言われています。
頭痛、頸部痛、頸椎の運動障害が3大症状です。
後頭部、頸部から背部の痛みやこり、上腕から手指の痛みやしびれ、脱力などの)症状や、めまい、眼のかすみ、耳鳴り、耳閉感、動悸、声のかすれ、吐き気、顔面の紅潮、全身の倦怠感を伴うことがあります。
痛みや不快な症状の原因の多くは、レントゲンやMRIなどの画像には写らない、筋肉の機能不全、トリガーポイントが大きな問題と考えれば、色々な矛盾が解決します。
そこで、筋膜性疼痛症候群(MPS)、の考えに基づき、悪くなっていると考えれる筋肉、専門用語で罹患筋(りかんきん)と呼びますが、それを見つけ出し、罹患筋の中にできたトリガーポイントを治療します。
トリガーポイントの治療には、関連痛の理解がないと的確な治療が行えず、痛みは、なかなか良くなりません。
また、関連痛が生じると、痛みを感じているエリアの筋肉にも、新たなトリガーポイントが発生しますので、二次的なトリガーポイントの発生によって、またこのトリガーポイントが関連痛を起こし始めるという複雑な痛みの構図が出来上がります。
また、痛みに限らず、患者様が訴える痛みや症状には不安や恐怖が大きくかかわっています。
この不安や恐怖が無くなった時に、人は自然治癒力を最大限に発揮できる状態になると考えますので、痛みが再発しにくいように、メンタルケア、生活習慣などの指導を行います。
下の図のように、 赤いエリアが痛いと思う場合でも、実際は×のマークが痛みの発生源ですので、そこの治療が必要です。このような現象を関連痛と呼びます。
【イラスト図出典:『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用 】
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ebara / 2014年02月05日(水) 19:25