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左肩の痛みとトリガーポイント鍼療法 - 症例報告

いつも、右脚の腰下肢痛で、年1~2回来院される60歳代の男性の患者さん。今回は、左肩の痛みで来院されました。

二週間くらい前から、何をしたと言う訳でもなく痛みだし、外転時痛が激しくなり、夜間痛みで起きる。首まで回らなくなったと言う事でした。いたるところに感作部位がありますから、広めにカバーしておきます。それだけで、取れてしまう場合も多いものです。

腰下肢痛は、医師には骨の棘が神経に触れているから、すっきりさすには手術しかないと言われておられていましたが、最近は調子も良く、ハードに作業をこなしても痛まなくなったそうです。結局、MPSと考え治療したほうがよいケースですね。ただし、患者さんの頭の中には、MPSと言う概念は全くありません。

この患者さんが訴えられていた、腰下肢痛が、鍼治療で良くなったのか?ほったらかしでも良くなったのか?それは、私にもわかりませんが、女性が行うお顔のピ-リングは、一旦組織を破壊して、あらたな組織に置き換えてあげるようです。

私が行う鍼治療も、悪い部分を破壊して感作構造を潰し、新たな組織に置き換えてあげようと言う考えも取り入れていますから、やみくもに鍼をするのではなく、治療する筋肉をしっかり厳選して行います。巷では、トリガーポイント鍼は痛いとも耳にしますが、私は、鍼の痛みを我慢させてまで行うような、乱暴なやり方はいたしません。

 

カテゴリ:症例報告 ,肩の痛み

ebara / 2011年10月04日(火) 12:18