光文社新書『押川先生 抗がん剤は危ないって、本当ですか?』より。
患者さんが勉強をすることは大変です。
「先生にお任せします」と言った方が楽なのでしょうけれども、私は「そういう人ほど治療は失敗します」と伝えています。
がん治療では患者さんが努力する余地がたくさんありますし、本人の積極性があればより良い方向に治療が向かうと言うことを知ってもらいたいのです。
上の一節は、医療に携わるものとして実に頷けるお話です。
ガンを痛みや他の症状の治療に置き換えてください。
痛みや自分を苦しめる症状に関する知識を学び、自分で積極的に出来ることを行うことは、とても重要な事なのです。
先生、早くトリガーポイント鍼で症状を取ってくれ!
こんな調子だけでは治らないことも多いものです。
このような思考の人ほど、1~2回の施術で良くなると思っている方が多いように思えてなりません。
痛みは見る事が出来ませんが、他覚所見で明らかに可動域が変わったり、エコーで筋膜の滑走性が改善していることを共有できたケースでも、この先生ではダメだから他を探そうと捉えられることもあります。
私は、患者教育をする方ではありませんが、必要なアドバイスはします。
アドバイスの中に運動の重要性がありますが、痛みを抱えた多くの人は、痛いから動かせないと仰ります。
痛みを知る!事で、痛いけれど体を動かすことの重要性が理解できるはずです。
勉強することは大変ですが、知恵はつけた方が良いですよ。
・江原鍼灸整骨院.
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
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・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
カテゴリ:独り言
ebara / 2023年09月22日(金) 08:48