
診断名 隣接障害による痛み
60歳代女性が中国地方から、二泊三日で施術に来られた際の施術例です。
数年前に脊柱管狭窄症の手術を固定術受ける。
経過は良かったが一年ほど前に尻もちを着いてから、痛みが全身に広がり日常の生活が困難で夜もまともに寝られない。
検査を受け注射や投薬治療を受けていたが改善せず。
以前、当院で施術を受けたから紹介され受診に至る。
赤マークは問診時に痛みを感じる部分
青いマークは手術痕

状況
医科での診断は済んでおり、深部反射等や他の徒手検査などから追加検査必要なしと判断。
腰を反らすと痛みは増すが、全身の過敏化が強く安静時痛もあり、不眠傾向で自律神経バランスも崩れ気味であった。
見立て
筋膜性疼痛症候群(MPS)をベースにし、自律神経バランスまでも崩れていると判断。
罹患筋を細かく探すより、痛みを感じる場所を浅く広く取り、最終的に認知覚(私の悪いところはソコ!)を処理することにする。
施術内容
初回は刺激の量を考慮するため3番を主に広範囲を施術。
二日目は良く眠れ痛みも少し和らいだということであったので、深い部分も施術するため5番の鍼も加え触診で探り鍼の反応とあわせ
前日の施術で軟化した部分をよけながら施術。
三日目最終日、固定術をした付近は組織の硬化が著しいので一部8番鍼使用。鍼やトリガーポイントツールを使い胸腰移行部の起立筋群に
残っていた認知覚を時間をかけて施術し終了。
結果
痛みは半減し楽になったというお言葉をいただき帰られた。
約一か月後に自宅に帰ってから日を追うように楽になり、今では痛みの無い元の生活を送れていると電話があった。
定期的なメンテナンスをしたいからと遠方にもかかわらず、予約をいただいた。
注釈
これは、一個人の臨床結果であり全ての人に同様の結果を保証するものではありませんが、一つの事実として記録します。
・江原鍼灸整骨院.
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・電話 075-463-8639
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
カテゴリ:その他の痛み
ebara / 2025年12月28日(日) 10:37