痛みに関する話題を綴った日記です。
加茂先生のブログ記事より
https://junk2004.exblog.jp/29493221/
下の図は、ヨーロッパにおける慢性腰痛に対する体に負担の少ないガイドラインの図です。
以前、ドイツから来てくださった患者さんが、ホームドクターが、普通に鍼をしてくれると仰っていたのを思い出しました。
日本ではエビデンスが無いと鍼を拒絶する医師も居ますが、ヨーロッパでは、慢性腰痛に上から二番で鍼の効果を認めています。
グレードBの推奨するです。(Aはありませんから。最高推奨ランクです、)
私的には、エビデンスと言うより、プライドや好き嫌いのように思えます。
日本にもガイドラインは存在します。
https://www.carenet.com/news/general/carenet/48021
カテゴリ:医療情報
ebara / 2019年06月29日(土) 07:50
患者さんに、産後の骨盤矯正は必要ですか?と言う質問をいただきました。
あくまで、個人的見解です。
長男が産まれたときは、産後の日経ちが悪いと、後々困ることになるので、一ケ月間は、布団を曳きっぱなしにする。
出来るだけ、横になる時間を長くする。
このような、考えが主流だったように思います。
今では、出産だけでなく、手術をした翌日から動かすのが、当たり前の時代になりました。
話を戻すと、安静重視の時代でも、産後の骨盤矯正なんて聞いたことはありませんでした。
出産時の何かしらきっかけで、機能不全が起こることはあるでしょうが、多くは、動かすことで解決すると思います。
O脚だとか、産後痩せないだとか、美容と出産の因果関係も?ですし、それを、矯正でなんとかしようとするのは、結論が飛躍しています。
ビジネスとして考えた場合、産後=限られた時間です。
時間が限られているからこそ、患者さんは、時間切れにならないように、言われるまま、そのようなサービスを買ってくれるのです。
しかも、産後の骨盤矯正の場合は、一回こっきりでは終わらず、継続性があり、短時間で済むので、収益性が高くなります。
そこに目を付けた、ビジネスモデルのような気がします。
矯正をしてもらってから、余計に調子が悪くなった、矯正された場所が痛む、このように訴える患者さんを、今まで何人も診てきました。
産後の骨盤矯正を(産後でなくとも矯正自体を)謳っている、多くの施術院は、矯正することありきで、行わない選択肢を持ち合わせません。
やらせのような、口コミ投稿、SEO対策などで、PPC広告に力を入れた、チェーン店が目を引きます。
サイトの中身を見れば、どこも似たり寄ったりで、すべてに於いて奥行きを感じません。
ただ、産後の骨盤矯正が本当に必要だと信じている、患者さん想いの施術者が居るのも事実です。
しかし、患者さん想いの施術者が、産後の骨盤矯正が及ぼすメリット、デメリット。
矯正しなかった場合と、矯正した場合の対象群などを吟味し、深いところまで落とし込み、納得した上で、そのようなサービスを提供しているかは、大いに疑問です。
まとめ、(個人的見解)
産後の骨盤矯正は必要か否か?=限りなく必要性を感じません。
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カテゴリ:独り言
ebara / 2019年06月26日(水) 13:49