痛みに関する話題を綴った日記です。
京都市中京区JR円町駅近くにある、江原鍼灸整骨院.は、今年の春が来れば丸十八年になります。
開院冬至の看板は全く地味で小さく、宅配の人からも場所はどこですか?と素通りされたり、斜め前の眼科さんに来ていた患者さんも、存在を全く知らなかったと言われてしまいます。
そこで、今回新しい看板に取り変えました。京都は、景観条例の問題がありますから、木目調の落ち着いた感じに仕上げてもらいました。これ以外に、窓にカッティングシートで、トリガーポイント療法専門院と明示しました。
一人でも多くの方に、トリガーポイント、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の存在を知っていただきたいものです。
ヤンイー貿易のカーボDXが本日届きました。カーボDXは、以前も使用していたのですが、欠品が続いたので院の在庫がなくなっていました。
昔、ルアーフィッシングをやっていた時に、ある雑誌でバスプロが、高価な釣竿は、ワームで底を曳くときに、底の様子が糸を伝わり手に取るようにわかると書いておられた記憶があります。
使い捨ての鍼もそれぞれ個性がありますがカーボDXは、名刀と言う感じです。
刺す時もそうなのですが、鍼を抜くときに不要な引っかかりがないのがお気に入りです。
当院では、色々なメーカーの鍼や長さを使い分けて、筋筋膜性疼痛症候群やトリガーポイントの治療をしています。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2013年01月12日(土) 14:39
ネットを見て来院される方に、トリガーポイント注射(TPB)を受けたが、思う様な効果が無かったと言う方がおられます。
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の治療は、トリガーポイント療法だけがすべてではありません。が、トリガーポイント注射(TPB)とトリガーポイント鍼療法(TP鍼)は、名前は似ていますが、非なる部分もたくさんあります。他の治療を批判したり、排除しようと言うものでもないですが、下記ブログを参考にしてください。
2012年11月に大阪で行われた、MPS研究会に参加させていただいた時に、麻酔科でありながら、今はトリガーポイント鍼療法で、痛みの患者さんと向き合う医師と意見交換ができました。
治療しなければいけないトリガーポイントは、筋と骨の接合部など構造がかわるところに多く存在しますが、注射針では骨に当たるとすぐに針先が傷むので、連続してそこを治療するのは困難。臀部の奥の方の筋肉は、かなり深いので、そこに注射針でアプローチするのは困難になってくる。局所麻酔が効いてしまうと、感作された筋肉がわからなくなる。そう仰っていました。
言いかえれば、TP鍼でよく効く部分に、取残しがある可能性があります。
これは、技術と言うよりも、針の構造の問題が大きく関わって来ます。何より、医師は一人で多くの患者さんを診る必要があるのですから、物理的な問題も絡んできます。
TP鍼でも、やり方は全ての鍼灸師で違うはずですし、TPBにはよいところもたくさんあります。例えば、短時間で治療が済むのは、痛みを抱える患者さんにとっては、大きなメリットになりますから、うまくコラボレーションすることです。
カテゴリ:鍼灸
ebara / 2013年01月04日(金) 20:46