過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
ラグビーをされている20歳代の男性の患者さんが、左膝の痛みを訴えて来院されました。
二週間前に、競技終了後から膝に違和感を覚え徐々に悪化。競技中の横の動きが困難、深く曲げることも困難。
これだけ運動制限があっても、膝の内側なのか?外側なのか?真ん中なのか?前側なのか?後ろ側なのか?痛みが出る箇所がわからないそうです。
患者さんから得た情報、触診、鍼の反応を組み合わせ、その都度動作の改善を確認しながら、大腿二頭筋の中央の治療⇒外側広筋⇒大腿二頭筋の下部、最終的に3セットを行いましたが、一回の治療で、ほぼ、訴えられる症状は無くなりました。
以前の私なら、半月板損傷を強く疑ったかもしれません。私個人は、半月板損傷が機能の失調に大きくかかわる場合は、膝痛の要因になると考えています。しかし、高齢者の場合ですが、手術が必要と言われるくらいの半月板損傷が、膝の痛みを感じない方の半数に見られるという統計から見ても、まっさきに考える必要はないと思います。現に、
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2013年04月24日(水) 07:43
何をした覚えも無く徐々に膝が痛くった50歳代の女性の患者さん。
この患者さんは、整形外科では、変形性膝関節症と診断され、痛み止めの処方と電気治療で経過観察が続いていました。
最後は、2メートル前の出発しようとするバスも、痛みで動けなく乗り遅れるような酷い状態で来院されました。
内側広筋をはじめ広範囲が悪くなっていましたので、週一回の施術を約二か月行いました。
変形性股関節の手術の既往歴もあり、跛行も残っており長くかかった症例です。
先日、久しぶり来院して下さいましたが、大好きなショッピングにも出かけられるようになり、いくら歩いても痛みが気にならない状態が続いていると言うお話しでした。
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カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2013年04月18日(木) 14:05
50歳代の男性の患者さんの症例です。
一年前に強烈な足の痛みとシビレに襲われ、治療するもよくならず、椎間板ヘルニアの手術を受けられたそうです。
術後は強烈な痛みは取れたそうですが、しびれは取れず、最近では椅子に座っているとすぐに痛みやシビレが強くなると訴え、わざわざ隣県から来院してくださいました。
殿部、ふくらはぎを中心にトリガーポイント鍼を週一回の頻度で、その都度やり方を変えながら三回施術をしました。
一回目の治療後から経過がよく、二回目の治療後からは座っていても、ほぼ痛みを感じる事がなくなった症例です。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2013年04月12日(金) 15:49
30歳代前半の女性の患者さんの症例です。
テニス歴が長く、5年くらい前の競技中に、腰から脇腹にかけて電気のような激痛が走ったそうです。
その時の痛みは、放置していればよくなったそうですが、その頻度がだんだん多くなり、最近では激痛が走ると息もしにくくなり、痛みが殿部からふくらはぎにかけて痛むようになったそうです。
病院を受診したそうです。MRI検査の結果で、第1~第2腰椎の間に巨大な椎間板ヘルニアがあり、それが原因と診断されたそうです。
画像で写し出されたヘルニアは、あまりにも巨大で、これだけ巨大だから痛くて当然だねと言う言葉に、今後は、競技が続けていけないかもしれないと、大きなショックを受けたそうです。
この患者さんの場合、右の腸肋筋の外縁の上部(肋骨の際)に大きな筋硬結がありましたので、そこをメインに殿部、下肢、腹筋、かばっている為に背部も痛くなると言うお話でしたから、その都度やり方を変えて治療をしました。
この患者さんは、痛みを強烈に訴えられるのですが、鍼での応答が出にくく、まさに探し当てると言う表現がぴったりの患者さんでした。
うまく探さないと、反応しているところはないので、心因性と片づけられていたかもしれません。
不安傾向も強かったので、特別なセッションに時間を割いたので、10回程かかりましたが、無事によくなって競技に復帰されました。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2013年04月10日(水) 08:23
二ヶ月前に、牽制球を逃れるためにヘッドスライディングした際に、ベースで突き指をしてから痛みが引かず、徐々に痛みの範囲が広がり、握力もかなり落ちたと言って来院してくれた高校生。
突き指直後は、レントゲン検査で異常がないので、安静を言い渡されそうです。
その時の様子をみていませんので詳細は不明ですが、当初の痛みは損傷を伴う警告を意味する痛みだったのでしょう。
今は手を握りしめようとすると手のひらから、薬指、小指にかけて痛むようですから、初期の警告を意味する痛みではなく、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)と判断して治療しました。
前腕の伸筋群なども丁寧にみましたが、薬指、小指のMP関節付近の骨間筋の責任トリガーポイントの治療を一回しただけで、しっかり握り締めることが出来るようになり、握力も戻りました。
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カテゴリ:手・腕の痛み
ebara / 2013年04月05日(金) 22:56