過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
首の激痛で、病院でのMRI検査の結果、首の椎間板ヘルニアが痛みの原因。痛みが引かなければ手術も考える必要があると言われ、リリカと言う薬がMAXの量処方されていました。リリカは、約1年半程前に、慢性痛の治療に保険適用で使用できるようになった薬です。整形外科でも、ポピュラーに使われるようになった感じがしますが、効果がない方も多く見られます。
この患者さんは、トリガーポイント鍼治療を行っいましたが、痛みは大幅に軽減して、痛みや痺れは、大きく改善しました。斜角筋へのトリガーポイント鍼が効果あったわけですから、椎間板ヘルニアが痛みの原因でなかったとも考えられる症例でした。
カテゴリ:症例報告 ,首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2012年04月26日(木) 08:37
硬式野球部のピッチャーが、肩の痛みで来院されました。ボールを投げるときに肩が痛い。
多くの場合は、問診すると、上記のような答えしか返って来ません。実際に、投球動作をしてもらい、どのようにした時に痛みが出るか再現してもらいます。
http://www.zamst.jp/tetsujin/ask/01_medical.html
スポーツの鉄人に聞け! – 鉄人に聞け!|野球肩|メディカル編
を参考にさせてもらうと、コッキング期から加速期に入る手前から痛みが出ます。その他の、肩の外転、前方挙上では痛みはでません。腋下の上辺りは、三角筋の下に、複数の筋肉があります。
筋肉のつき方は人によって差がありますし、同じ人間でも左右でボリュームが違ったりしますから、明確に、一つの筋を同定するのが難しい事があります。腋下の治療後、肩を動かして貰うと随分楽になったと言う答えでした。
あるコミュニティーで、タイムリーな話題があがっていたので、上腕三頭筋の肘頭付着部付近を探ると、腱の外側に感作部分があったので、ここも処置して再度動かして貰いました。
結果、痛みが10→0になりました。
症状はなくても、罹患筋と思われる筋肉の反対側を治療して、すっきり行ったケースです。
三角筋の後ろ側
上の三角筋をはがすと下のような複数の筋肉があります。