過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
70歳代の女性の患者さんの症例です。
1週間くらい前から左膝が痛み出し、膝の専門医を受診したところ、変形性膝関節症で直ぐに手術が必要と診断されたそうです。
痛くなるまでは、正座もできていたそうですから、レントゲン上で変形はしていても、痛くなる前から、関節の機能が失われていると言う事でもなさそうでした。
結論から言うと、内側広筋付着部を中心に、三回のトリガーポイント鍼治療で、痛みがなくなり正座できるまでに寛解しました。
手術が必要と言われるくらい膝が変形している方もおられるでしょうが、その約二倍の方に、同じくらい(またはそれ以上)膝が変形していても、膝の痛みながないと言うデーターもあるそうですから、変形と痛みを直ぐに結びつけることはできませんね。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
カテゴリ:膝の痛み
ebara / 2014年11月28日(金) 20:40
陸上競技をしている高校生が、右の股関節の引っかかりと痛みを訴え来院されました。
整形外科にて、弾発股による股関節の炎症で、三週間クラブを休んで安静にするように診断されたそうです。
痛みは、太ももを胸に抱え込むような動作(股関節の屈曲)の半ばで強くなると言うことでした。
大腿筋膜張筋、中殿筋の前部を中心に、トリガーポイント鍼をしたところ、すぐに痛みも引っかかりもなくなりました。
治療当日から、陸上競技に復帰したそうですが、痛みも引っかかりもなく、クラブ活動が出来ていると保護者の方から報告を受けました。
トリガーポイント鍼1回で良くなった訳ですから、痛みの本体は炎症と言うより、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)だったのかもしれません。
カテゴリ:股関節の痛み
ebara / 2014年11月23日(日) 17:44
首の椎間板ヘルニアと診断された、50歳台の男性の患者さんが、右肩甲骨の内側縁から右上肢、右前腕にかけて激しい痛みを訴えて、知人の紹介で来院されました。
問診では、特に思い当たる原因も無く、しいて言えば、仕事柄パソコンをよく使うので、最初は、肩が凝っているのか程度に考えていたそうです。
そのうち治るだろうと放っておいたら、痛みは良くなるどころか、腕の方にまで広がって来たそうです。
深部反射や触圧覚、筋力検査で異常が見当たらなかったので、筋・筋膜性疼痛症候群による痛みを最優先に考え治療に移りました。
この方の場合、棘下筋のトリガーポイントが、訴えられる痛みと大きく関係していたようでした。
約一ケ月の間に、トリガーポイント鍼を五回行った時点で、寛解と呼べる状態まで良化しましたので、略治とした症例です。
※白いマークが治療をした棘下筋のトリガーポイントです。棘下筋のトリガーポイントは、上記の患者さんの訴えのように、遠く離れた前腕の伸筋群にまで痛みを飛ばすことがあります。
カテゴリ:首・腰の椎間板ヘルニア
ebara / 2014年11月07日(金) 13:13