京都JR円町駅5分の江原鍼灸整骨院.は、トリガーポイント鍼灸・筋膜リリース専門院。ヘルニア、坐骨神経痛、むちうち、腰痛、膝痛の治療が得意
京都市中京区 JR円町駅5分 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)  座骨神経痛 ヘルニア 脊柱管狭窄症 トリガーポイント療法専門院 江原鍼灸整骨院.
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江原鍼灸整骨院.
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トリガーポイントに鍼を打つと、首の痛みが軽く、よく動くようになった。
と言う記事を見つけました。
トリガーポイント鍼の有効性が認められるのはうれしい事ですが、トリガーポイントを見つけるには、運動考察などから罹患筋を見つけ出し、高度な触診能力が必要です。
更に、鍼は、体の中をまっすぐに進みませんから、見付けたトリガーポイントにうまく鍼を打てる技術が必要です。
治療者のスキルを見極める患者力も問われるかもしれません。
トリガーポイント鍼灸は、首の痛みだけなく、運動器の痛みをはじめ、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の痛みやシビレにも効果が期待でる治療法です。

 

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http://medley.life/news/item/55f6acd79f4223a8121b8118

 

急に起こる首の痛みにより、日常生活でさまざまなことに支障が出ます。今回の研究では、首の痛みに対してトリガーポイントに鍼治療を行うとその痛みが改善することを報告しました。

◆鍼治療を行う群と行わない群にランダムに振り分け
トリガーポイントは、その部分を刺激すると、その他の部分にも痛みが生じると言われているポイントのことを言います。
今回の研究では、急性の機械的な首の痛みがあった患者17人を、トリガーポイントへの鍼治療を行う群と行わない群(研究終了後に行う群)にランダムに分けました。
刺激部位は、僧帽筋と呼ばれる首から背中にある筋肉の上部としました。

 

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◆鍼治療を行うと、首の痛みが改善し首が曲がるようになった

以下の結果が得られました。
鍼治療を1セッション行った患者では、治療を受けていない患者と比べて、介入10分後と1週間後の両方の時点で、首の痛みがより大きく減少し、圧疼痛閾値はより大きく増加し、首の可動域はより大きく増加した(すべてp<.01)。
首の機械的な痛みに対して鍼治療を行うと、首の痛みや首の動きが改善しました。
以前にも今回の研究と類似した研究を紹介しました。
その研究との違いは、鍼治療を行ったトリガーポイントの場所で、今回はより首に近い部分に鍼治療を行いました。
同じような首の痛みであっても、異なる場所に鍼治療を行うと効果が認められるのであれば、もしある部位に打って有効でない場合、他の場所も次の選択肢として挙げることができます。
そのような様々な選択肢があることで、鍼治療が治療の役に立つ可能性が広がるかもしれません。

 

カテゴリ:鍼灸

ebara / 2015年10月21日(水) 21:05

守屋徹先生のブログ(脳-身体ー心)の記事、除外しなければ、なにも始まらないことがあるより抜粋

ありふれた症状であっても、どこか理屈に合わなかったり、奇妙な発症の仕方をするケースでは、除外する見立てをしなければ何もはじまらない。

腰下肢痛だから、筋筋膜痛の痛み(MPS)だとか、治療に反応しないから、脳や心の問題と決めつけてはいけません。
また、自費での鍼灸や代替医療に来られる患者さんの多くは、まずは医科にて、何かしらの診断を受け治療を行っていたが、思うような効果が表れないので、来院されるケースが殆どだと思います。
医師の診断が必ずしも正しいとは限りませんから、診断権は無くても判断をしなくてはいけません。
当院のような小さな院でも、骨盤内、脊柱の腫瘍からと考えられる腰下肢痛のケースが、ここ数年で3人おられました。
超音波エコー観察装置を導入したのも、エコーガイド下で鍼を行うのが大きな目的では無く、運動器の痛みに対して、予め病態を把握し、トリガーポイント鍼灸が効果があるか否かを判断するためです。
例えば、バネ指と呼ばれるものに、トリガーポイント鍼灸が効果を発揮することがあります。
しかし、同じバネ指でも、ガングリオンが介在したようなものを、トリガーポイント鍼灸でどうにかしようとするのは、現実的ではありません。
超音波エコーで観察すると、上記のような事がわかります。
また、先日も4ケ月前に足首を軽く捻ってから、いまだに夜間も痛みが続くと言う方が来院されました。
私の院に来られる前に、病院でレントゲンで異常が無いと言われ、他の接骨院で治療を受けておられたそうです。
私には、ただの捻挫に見えなかったので、患部をエコーで観察すると、血管が滑膜に入り込んでいる様子が観察できました。
いわゆるリウマチで起こるエコー像です。
信頼のおける医師に診断をお願いしたところ、やはりリウマチからの痛みと言う診断でした。
全ては、守屋先生が仰る通り、除外する見立てをしなければ何も始まらない!ですね。
私自身のブログにも、治療技術で悩む前の義務と題して、病態の把握の重要性を記事に書き留めていますが、治療が適応か否か、つまり、病態の事前把握は最重要課題です。

画像は、東京女子医科大学付属病院膠原病リウマチ痛風センターより引用

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カテゴリ:痛み痺れ

ebara / 2015年09月12日(土) 07:11

ためしてガッテンで、筋膜リリースについて放送されてから、お問い合わせの電話が増えました。
当院は、京都で唯一(平成27年9月時点で)の超音波エコーガイド下筋膜リリース鍼が出来る治療院です。
痛みの原因は様々ですが、筋膜性疼痛症候群と言うありふれた痛みは、医療従事者の多くが知りません。
長引く痛みは、椎間板ヘルニアや半月板損傷と言う構造の問題ではなく、筋や筋膜のトラブルかもしれません。

超音波エコーでの患部の観察。
画像は、肩の大・小結節

 

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白く写し出されているのが筋膜です。
動いているのがエコーに写し出された鍼先。

 

 

カテゴリ:鍼灸

ebara / 2015年09月11日(金) 07:09

江原鍼灸整骨院.が、トリガーポイント療法専門院である理由(1)の続きです。
慢性化した痛みには、色々な痛みが混在していると考えられますが、それを色分けすることは出来ません。
治療を行い、効くか効かないかで判断するしか出来ません。
薬で考えてもらうと、分かりやすいと思います。
1日1錠×3回を1週間分出されたなら、決められた容量をしっかり飲んだにも関わらず、薬の効果が無ければ、薬の量を足すなり、変更するなり、次のステップに進めます。
当たり前ですが、ちゃんと服用できていなければ、次には進めません。
効かない治療を継続することや、効かない薬を飲み続けるメリットはありません。
これを、私が行うトリガーポイント鍼灸に置き換えてみてください。
1回で期待する効果が出れば良いのですが、長引く痛みは、治療期間が長くなる傾向にあります。
私は、1週間に2回の治療を2クール=2週間で4回の治療。
それが無理なら、1週間に1回の治療を3クール=3週間で3回の治療で、評価しています。
何故一定期間に、それなりの回数の治療が必要であるかを、初診時に時間をかけてお伝えします。
(3~4回で完治すると言う意味ではありません。)
しかし、取りあえず1回だけの治療を希望される患者さんが、最近多くなりました。
1回の治療でも、お引き受けしますが、効果が出なかった場合、治療自体が効果が無かったと言うより、回数が足りずに効果が出なかった可能性が残ります。
出された薬を飲まなずに、良くならなかったと言っている事と同じです。
次に繋がらない可能性があります。
効くか効かないをはっきりさせないままにしていると、どこかに神の手を持つ人が居る、魔法のような治療法があると考え、何年もウロウロしながら、全く治療が前に進んでいない患者さんを、よくお見受けします。
私は、3~4回の治療で、焼き魚を骨のみにするイメージで治療を行っています。
あくまでイメージですが、筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる痛みであれば、上記の回数で何かしらの変化が出るはずです。

 

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カテゴリ:独り言

ebara / 2015年09月10日(木) 07:05

痛みの事は、まだまだ分からないことだらけです。日本の痛み医療は、欧米よりも20年以上遅れているとも言われています。
長引く痛みを一言で痛いと訴えても、炎症による痛み、筋肉、筋膜由来の痛み 、神経が傷ついた痛み、脳が記憶したり、過敏化した痛み、etc が複雑に絡み合っているのだと思います。
炎症に伴う痛みは、お薬の出番です。
痛みが長引き、行動制限が起こっている場合、カウンセラーが必要になるかもしれません。
スポーツをやっている人は、体の使い方を専門家にアドバイスして貰った方が、早く解決する痛みがあるかもしれません。
江原鍼灸整骨院.は、トリガーポイント由来の痛みに関しては、一生懸命に治療します。
と言う意味での、トリガーポイント療法専門院です。
本来は、長引く痛みを一つの方法で何とかしようとするのではなく、互いの治療の良さを認め合い、多種連携することが、患者さんだけでなく、治療を提供する側にもプラスに働くはずです。
しかし、言うは易く行うは難しが現状です。

 

 

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カテゴリ:独り言

ebara / 2015年09月09日(水) 21:57

鍼灸の良さを患者さんに分かりやすく伝えるには、どうすれば良いか?
それは、可視化が一番と言う事で、当院も、超音波エコー観察装置を導入しました。
超音波エコーというと、よく妊婦健診で使っているイメージがあると思いますが、実は運動器疾患を診るのにとても役立ちます。
妊婦さんに使えると言う事は、人体に悪影響が無いとも言えますから、繰り返し患部を観察することが出来ます。
鍼灸治療を行う上でも、いわゆるトリガーポイントや筋膜などの軟部組織が、関係する痛みなのか?
血流増加などの炎症所見があるのか?
骨折や血腫や腫瘍があるのか?刺鍼部位に肺や血管や神経はないか?
を判断することは極めて重要です。
つまり、鍼治療が適応する痛みなのかどうかを、これまでの経験値に加えてエコーを用いることで、その精度を向上させることができます。

また、治療部位の適切な同定のためには、圧痛と患部の動きが重要ですが、それにもエコーが役立ちます。
圧痛部位が実際はどの部位なのか?
動かした時の痛みは、どの部位が実際に動いているのか?をエコーで観察できます。
つまり、より適切かつ有効的な鍼治療を可能にするのです。

 

下のモニター画像は、肩関節の前側、専門用語でいうと大結節と小結節を描出したところです。 

 

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カテゴリ:お知らせ

ebara / 2015年09月02日(水) 22:13

これからは、見える化の時代と言われています。
分かりやすく伝えるには、見える化(可視化)は、大きなテーマです。
先日、購入した超音波エコーの本に続いての第二段、運動器超音波機能解剖学という本が届きました。
今まで見ることが出来なかった、トリガーポイント、筋膜のトラブルなど、運動器の痛みの原因が見える時代が来るかもしれません。

 

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カテゴリ:読書

ebara / 2015年08月30日(日) 10:47

長引く運動器の痛みやシビレに、トリガーポイント療法・筋膜リリース療法は、効果を発揮しますが、日々の何気ない姿勢や動作の積み重ねが、痛みを長引かせている恐れがあります。
PCモニターの位置を少し変える、メガネの鼻パッドの大きさを調整する、そんな少しの変化の積み重ねが、長引く痛みを緩和してくれるかもしれません。
それでも、職場の環境などは容易く変えられないのも事実ですから、自分なりに体をリセットするセルフケアを学びましょう。
簡単なセルフケアの方法は、下記のような本が参考になるかもしれません。
心と体の不調を解消する アレクサンダー・テクニック入門

 

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カテゴリ:読書

ebara / 2015年08月15日(土) 07:35

鍼灸が医療と言う広い枠組みの中で認知されないのは、質の高いエビデンスが乏しいからだと言われます。
わかりやすく言うと、科学的根拠が乏しいと言う事です。
エビデンスと言っても、下の図のようにレベルが1に向かうほど、信頼性が高くなります。

 

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実は、動物実験で成功したと言うニュースを耳にしても、信頼度は下から二番目と低く、○○の健康食品を食べたら、難病が治ったというレベルと大きく変わりません。
しかし、動物実験で成功するからこそ、人体に用いる事が出来るわけですから、信頼度が低いから、即意味がないと捨て去る必要は無いと思います。
仮説を立てる⇒追試⇒反証を繰り返していけば、見えてくるものがあるはずです。
ダメならダメで、結果が分かったのであれば、次につながる事もあります。
鍼灸の場合は、地道に症例を積み上げることくらいしか出来ないのが現状です。
しかし、生理学的根拠がなくても、超音波エコーで観察し、白く組織が重責した部分や、動きが悪くなっている部分に鍼を打つと、非常に優れた除痛効果が得ることができた。etc
今まで、手先や鍼先の感覚でやっていたものが、可視化されることで、誰しもが簡単に出来るようになり、症例が積みあげることが出来ます。
うまくいけば、コホート研究のような、質の高いエビデンスが生まれる可能性があります。
現在、慢性痛には、薬物療法も万能でなく、これと言った決まり手はありません。
痛みの生理学は重要ですが、痛み自体が、まだまだわからないことが多く、安易に心や脳の問題で片付けられてしまえば、患者さんが良くなる機会損失になりかねません。

 

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日本を代表する、痛み医療に力を入れている、慈恵医大病院ペインクリニックで、用いれられているIMS治療も、下記のように書かれています。

まず、IMSは、他の多くの侵襲的治療法と同様に、二重盲検比較試験が事実上できません。
また、治療対象が慢性の筋性痛であるため、無作為化も難し いのです。
したがって、いわゆるEvidence-based medicine(EBM)には極めてなりにくい治療法です。
さらに、IMSが対象として いる筋肉痛自体の原因が良く解明されておらず、したがって、IMSがなぜ有効なのかの説明がどうしても不明瞭です。
しかし、私が帰国した後、地道に続けてきたIMSの効能を実感した多くの方々−私が指導した後進たちや、何よりもIMSの治療を受けられた多くの患 者さん達−から、「IMSをもっと広く普及させ、地方でも受けられるようにしてほしい。」「技術を絶やすことなく伝えてほしい。」「科学的・実証的裏付け を集めてほしい」と強力にプッシュされてきました。

 

カテゴリ:鍼灸

ebara / 2015年08月13日(木) 14:25

TMSジャパンからのMLからです。

ありふれた症状を訴える患者200名をプラス思考で接した治療群と無治療群、マイナス思考で接した治療群と無治療群に割りつけたRCT(ランダム化比較試験)によると、2週間後の改善率は治療の有無に関わらずプラス思考で接した群の方がはるかに高かった。
http://1.usa.gov/qJyVdX

 

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やはり、医師やコメディカル、治療家などが、患者さんに接する態度は重要ですね。
医療業界は、早く治さないほうが利益があがる不思議なシステムです。
科学的に否定されている事実であるにもかかわらず、腰痛の原因は、骨盤が歪んでいるからなど etc 不安を煽られたり、恐怖を植え付けらたりしていませんか?
患者として言わせてもらうと、無理にプラス思考にしなくても、何事も深刻に考えない!と言う事が重要だと思います。

 

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カテゴリ:医療情報

ebara / 2015年08月12日(水) 08:38