過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
患者さんは70歳代の女性です。
膝の変形は見た目にも結構なもんです。
かなりのO脚で、内側広筋の萎縮もあります。
この女性は、お茶の先生をされているので、結構な変形でも、正座は出来ます。
昨日赤い印の辺りが痛いと来院されました。今日は、赤い部分は治ったが、昨日痛くなかった青い部分が痛いと仰ります。
この2日間は、赤い印、青い印のところに鍼治療をしました。
2日続けて同じ箇所に鍼治療をしています。
2日とも施術後は、すぐに痛みが無くなりました。
トリガーポイントのチャートにも膝周りの筋肉の関連痛が、スネの筋肉に出るような記載は無かったと思いますが、何故、初日膝に痛みが無いのに、青い印のところに鍼をしたのかと申しますと、大概の痛みは、運動開始のほうが痛みがきつく、動かしていくと次第に痛みが和らぐ事が多い訳です。
このような状態は、番長が学生だった頃は、変形性の関節症の特徴とまで言われていました。この女性の場合、正座した後に歩き出そうとすると、前脛骨筋(スネ)の筋肉が痛いと仰ります。前脛骨筋は、足関節を動かす筋肉なんですが、そこを敢えて無視して、歩く時に足関節より比重が大きい膝関節を重視したと言う訳です。
理論もクソも無いのです。
その診立てが当っていたかどうかわかりませんが、番長のように結果がすぐに求められる治療家は、結果が全てな訳です。
急性期はこのような治療を数回で治癒してしまう事が多いです。
痛みを我慢しているメリットは無いと思いますが、治療の押し売りは出来ませんからね~
鍼灸師でありながら、ツボとか重視する事はまずありません。
もう大半のツボの名前も忘れてしまっています。
いつも、指先だけが頼りです。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
・定休日 日曜日 祭日
以前、1度だけ来られた60歳代女性患者さんが、来院されました。
その時は、御主人共々、脊柱管狭窄症の病名の元、他で長く腰の治療をされていました。
御主人も1~2回の治療だけで終わっていましたが、今日の奥さんの話では、腰痛とはおさらばして、元気にグランドゴルフを楽しんでおられるようです。
結局、その時した治療は、ノーシーボの解除がメイン。
多分、このような患者さんが、読書療法だけでも、治るような患者さんなのでは無いでしょうか?今日の主訴は、赤い印の左僧房筋上部の痛みが主訴。問診で少し気になる部分がありましたので、咬筋や側頚部を触診すると、強い圧痛がありましたので、番長流(敢えて言うなら)の方法で、青い印を中心にTPリリースしました。
実際問題として、限られた時間の中で、患者さんを診ていかなければいけません。
そして、もちろん効果をださなくては行けません。
いつも、細部まできっちり、フォローしてあげられれば良いのですが・・・・
番長の理念として、何度も書いていますが、自分が患者なら、一番に自分自身に診てもらいたいか?
そんな、治療家を目指しています。
患者教育と言う名の元に、根拠の無い事を言い、不安を煽って患者さんを繫ぎ留めておこうなんて、ちっぽけな考えは皆無です。
番長の限られた引き出しの中にも、もう使っていないツールもありますし、錆び付いてしまったものもあります。
もう一度、引き出しの中を整理して、技術の研鑽をして行こうと、最近強く思う次第です。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
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・定休日 日曜日 祭日
60歳代の男性の患者さんが、右の股関節痛(本人の話では大腿外側)が、2週間前から、風邪で、10日ほど寝込んだ後に出てきたそうです。
総合病院へ受診。レントゲン異常無し。
局所に1ケ所注射(TPBと思われる)。痛み止め1日分の処方。
骨には異常は無いが、炎症が起こっているのでしょうと言う診断だったそうです。
その診断に納得が出来ず来院されました。
股関節を屈曲した時、大転子の後方に、ひっかかるような痛みが出ると言う事です。
20本の鍼を置鍼して、上から赤外線で温めた後、明確になったポイントへの圧を加えて、股関節の屈曲で痛みが出ると言う事なので、特に圧痛は認めませんでしたが、補助的に、腸腰筋に単刺(鍼を刺して、すぐに抜く。これの繰り返しの手技)と、その部分のストレッチで、症状は消えました。
ホント簡単な施術です。
いつも、こう上手く行くとは限りませんが・・・
病院での、TPB注射の効果が薄かったのは、注射針の性質上、TPにまで届いて無かったのでは無いでしょうか?
赤い印は痛みのあった箇所
青い印は、鍼治療した箇所です。