過去に治療を行った症例報告です。治療部位毎に経緯などをまとめています。左側のカテゴリ選択から治療部位を選択できます。
50歳代の男性の患者さん、主訴は右脚の痛みと痺れです。
この患者さんは、年に一度くらいこのような症状で来院されます。今回はこれで3度目、カルテを見るといつも2回で治癒しています。
前回は、中殿筋の後縁部に感連痛を誘発するポイントがありましたが、今回はそのポイントではなく、腸径靭帯の上から小殿筋を圧しようと軽く押しただけで、下肢に関連痛を誘発するポイントが見つかりました。
仙腸関節の機能を回復するとともに、股関節周りの筋肉を等尺性収縮を使ってリリースしてみました。治療後の痛みは、施術前を10⇒2に良化しました。
40歳代の女性の患者さん。
趣味のテニスで右肘に痛みが出ましたが、そのうち治るだろうと放置している間に、あっと言う間に痛みが広がり、どこが痛みの震源地なのか分からない状態で来院されました。
特に、二の腕と呼ばれる辺りが痛いのですが、自分で押さえてみてもハッキリしません。まずは、テニス肘と言う事なので、前腕の関係する筋肉に鍼をしましたが、感作されている部分は少ししかありません。
一番違和感を感じる二の腕には、感作している筋肉は見当たらない感じでした。棘下筋に鍼をすると、二の腕に響く認知覚と呼ばれるようなポイントがありました。責任トリガーポイントと呼ばれるポイントなのでしょう。そこを中心に感作している部分(トリガーポイント)に、一通り鍼治療をしてみました。
施術後は、痛みが嘘のように無くなったと言って、喜んでお帰りになられました。
今後痛みがぶり返すか、これを機に治るかは分かりませんが、痛みを我慢するとロクな事はありませんね。
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