
高齢の女性の患者さんの症例です。
去年の秋ころに歩くと左の殿部からスネにかけて痛くなり、整形外科を受診して、MRIなどの検査で腰部脊柱管狭窄症の診断をうけ、リハビリと投薬の治療を受けるも悪化、犬の散歩も座っていてることも痛みで困難となり、知り合いの紹介で、当院を受診されました。
紹介してくださった方には申し訳ないのですが、私の記憶にはなく、この患者さんと同じような症状が、私の院での施術三回で良くなったそうです。
整形外科で除外診断が済んでいること、問診、触診、深部反射、筋力検査 etc などを細かくした結果、更に除外しておくべき疾患がないので、治療を開始しました。
最初は週二回×2、その後、週一回の治療×2回、合計6回の治療が済んだ時点で、たまにスネに少し違和感がある時があるが、すぐに忘れてしまうくらいまでに回復したので、略治としました。

注釈
これは、一個人の臨床結果であり全ての人に同様の結果を保証するものではありませんが、一つの事実として記録します。
追伸
私が筋膜性疼痛症候群(MPS)という痛みを克服した体験談(ブログを書く理由)⇒https://x.gd/MwuU0
痛みを克服した私の日常をなどを綴った(漢のブログ)⇒http://www.ebara-acupuncture.com/archives/category/blog
・江原鍼灸整骨院.
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
・電話 075-463-8639
・営業時間 9:00~12:00 16:00~19:00(水・土 午前中)
カテゴリ:坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2013年07月03日(水) 17:51
今年の春先に尻もちを着き、圧迫骨折をした60歳代の女性の患者さん。
歩くと殿部から脚が痛くなる。病院では、下部腰椎が潰れている(脊柱管狭窄症)のと圧迫骨折で神経が押さえつけられているのが原因と言われ、病院のリハビリに通う。ある時、殿部を押さえて歩くと痛みが和らぐことに気付き、リハビリの先生にお願いして、その部分を押して貰うと楽になると言って来院されました。
結局、梨状筋の治療を二回しただけで、歩行時痛は取れました。
同じ側の膝の外側も痛く、定期的にヒアルロン酸注射に通うが痛みは変わらないと仰るので、同時に外側広筋を治療→歩行時通なし。
いつも、こんなに楽に決まれば良いですが、数分の手技のみで良くなりました。繋がり、軸と言う観点で患者さんを診れば、また新しい発見があります。

注釈
これは、一個人の臨床結果であり全ての人に同様の結果を保証するものではありませんが、一つの事実として記録します。
追伸
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カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2012年08月09日(木) 15:58
トリガーポイント鍼三回終了時の患者さんの様子です。バス停まで休む回数が半分以下に減った。激痛は全く起こらない。痺れは残っているが、治療前に比べると随分マシ。ここまでは、よくあるお話しですが、今まではトイレにすぐ行っていた(瀕尿)が、その回数が大きく減った。足元がいつも冷たく、すぐに暖房が必要だったが、今は足がポカポカして暖房がいらなくなったそうです。殿部のトリガーポイントを処理すると、主訴以外に、このような症状が改善することも珍しくもありません。何より、この患者さんは前向きです。
脊柱管狭窄症と言う病気を、以前は常に気にしていたけれど、私の話を聞いてから、気にしないように心がけている。久しく遠ざかっていたゴルフに行ってみるとも仰っていました。
痛みを常に感じている脳は、マイナスの学習をしているようなものですから、筋肉(末梢)の治療で、症状が少しでもよくなる事は、ある意味プラスの脳内学習だと思います。筋肉(末梢)の治療は、可塑的変容してしまったソフト(中枢)への介入にもなると考えます。同時に、患者さんに、その事を意識してもらう事は、とても重要な事だとも思います。

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年12月05日(月) 07:34
先月中旬に初めて来院された80代女性の患者さん。
問診では、1年前から腰が痛くなり、その後右脚が痛くなり、さらに左脚まで痛くなって来たと言うお話でした。
治療は、一日置きくらいに送迎付きの家庭医のもとで、痛み止めの点滴、TPB注射、別棟にあるマッサージ院に移動して、マッサージや鍼、皮内鍼をしてもらっているそうです。それ以外に、薬が7~8種類、毎月の血液検査etcと言うお話しでした。
TPB注射、鍼、マッサージ 全てが痛くて辛いそうです。
右の腰骨がノコギリのようになって、神経に当たっているから仕方ないと言われているそうです。
今日で7回目の治療が終わりました。
最初の数回は、広範囲に診て行きましたが、最終的に右の小殿筋の前縁、腸径靭帯の中央付近に強烈に感作している部分が見つかりましたので、そこを重点的に治療しています。
今日、患者さんが、おかげで随分楽になって来ました。(歩き方からもうかがえます)
本当は、痛みが出だしたのは1年前でなく、この春で11年目です。自宅まで送迎してもらえ、内科の薬も処方されているので、なかなか他にかわる事も出来ず、もう治るかと思っている間に10年が過ぎてしまったそうです。
患者さんの行きつけのお店の人が、そんな様子を見るに見かねて、私の院を勧めてくれたそうです。(あくまで患者さんからの一方通行のお話しです。)今でも、その院には通院されていますが、ある意味凄い信頼関係ですね。

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年05月07日(土) 13:23
70歳代の女性の患者さん。(ブログ掲載了承済み)人工透析を受けておられます。
病院まで歩いて行く途中に一度痛みで休むが休むと回復する。脊柱管狭窄症と呼ばれる病態そのものです。透析を受けている病院では、レントゲン検査の結果、骨と骨の間が狭くなって神経が圧迫されていると言われ、痛み止めが処方されるだけ。他にも持病を沢山抱えておられるので、投薬も限りがあるのでしょう。透析中に痛くなるとホットパックをもらったり、さすってやると痛みが和らぐ。もらった痛み止めは効果が無い。
殿筋の圧痛部への鍼治療には反応しますから、筋肉のスパズムが原因と考えるのが妥当ではないでしょうか?ただ、持病のためか?低体温、ビタミン、ミネラル不足も重なっているのでしょう。治療効果が長続きしないのも事実です。
そこで、テニスボールを使ったセルフマッサージを指導して、自宅でやってもらうようにしました。鍼の治療効果が、セルフマッサージと併用することで、持続する時間が長くなっているようです

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年04月09日(土) 08:40
30歳代の女性の患者さん。
元々腰痛はあったが、強烈な右殿部と下肢の痛みに襲われ、半年前にスベリ症の固定術の手術をされました。術後、強烈な痛みはなくなったようですが、少しづつ痛みは和らいでいるようですが、また、腰痛が酷くなったとのことで、はじめて来院されました。メスを入れた付近の多裂筋、腸骨稜の筋付着部、右の小殿筋を中心に鍼治療をしました。
治療後は、体が楽に動かせる事にビックリされていました。鍼の効果が数時間しか持たないのか、それを機に治っていくのかは分かりませんが、少なくとも悪い筋肉に目星を付けて、そこに鍼を打つ→症状が楽になる。こう言う単純な図式ですから、筋肉のトラブル(MPS)と言う考え方を中心に、治療戦略を立てていけばどうでしょうかとアドバイスしておきました。
ただ、大きな手術をした人に、このような考え方が受け入れられるかどうかは分かりません。散々、痛い目をして、医師にスベり症が原因とノーシーボをかけられている訳ですから。
筋筋膜性疼痛症候群(MPS),トリガーポイント(TP),線維筋痛症(FM)と言うありふれた病態が世間一般に認知されなければ、このようなケースは後を絶ちません。

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年02月07日(月) 08:40
ギックリ腰で、ご家族の勧めで来院された60歳代の男性の患者さん。
もうずいぶん長い腰痛歴で、ギックリ腰も何度も経験。普段から、長く歩くと殿部も痛くなり、自然に前かがみになってしまう。腰の筋肉の筋骨接合部に丁寧に鍼をしても、感作されている部位が全く見つかりません。梨状筋の大腿骨接合部にも感作された部位はみつからないので、小殿筋にターゲットを変えました。7.5センチの鍼を使用して根元まで送り込むと、ようやく小殿筋の感作されている部分に当たりました。
この患者さんは、最初のころは右脚に痛みとシビレ、2年前に左のハムストリングに猛烈な痛み、MRI検査で小さなヘルニアが見つかり、これが原因ではと内視鏡によるヘルニアの手術をされています。
猛烈なハムストリングの痛みは術後無くなったそうですが、指先の痺れや腰痛、臀部痛は変わらず、特に足の第3趾の感覚がぼんやり、動きも悪く、歩くと痛んでくるので幅の広い靴しか履けないので、なんとかならないかと言う事でした。深部反射は減弱(±)していますが、左右差もなく、筋力検査でも大きな左右の差はなくしっかり力は入ります。
昨日2回目の治療にお見えになった時は、ギックリ腰は随分良くなったので足の治療を加えてました。
同じように小殿筋は感作部だらけ、初見時診られなかった右側の多裂筋にも感作部が沢山ありました。足の第1~2趾 第2~3趾の中足骨接合部を押さえると、指先まで痺れが広がるポイントが見つかり、ここも治療。
治療にうまく反応してくれば良いのですが、慢性化した痛みはやってみないと分かりませんし、赤いマーク以外にも処理して行く筋肉も多く時間がかかりそうです。

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年01月25日(火) 08:42
元々膝が悪く正座が出来ない高齢の女性の患者さん。
正月に息子さんの家で、床暖房なので座布団もせずに、硬い床の上で直に足を崩した姿勢で(慣れない)座り続けた後、殿部から大腿の外側が痛くなり、昨日は起きあがる事も出来なくなり、一日中布団の中で寝ていたそうです。
病院に行けば、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどから来る座骨神経痛(腰下肢痛)と診断されるかもしれません。または画像診断だけで、骨には異常はないので様子を見ましょう、湿布、痛み止めの処方でしょうか?私は、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と判断しました。話から総括すると、遅発性筋痛と言う扱いでもよさそうですね。
赤いマークの部分に鍼治療をしましたところ、すぐに楽になって帰っていただく事が出来ました。どの筋肉が罹患筋なのか目安を付けて、初期消火すればこじれずに済みます。

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2011年01月05日(水) 12:13
自転車に乗車中に後ろから追突され、右側を下に倒れ右の鎖骨を骨折したと同時に頭を強く打って気絶、気がつけば病院のベットの上だったという80歳代の初診の患者さん。
病院では寝てるだけ、その後、転院した接骨院では電気治療のみ。事故の相手が自賠責保険しか入ってないので、すでにその枠をオーバーしてしまい、窓口ですべて治療代金を立て替えていると言うお話です。
事故前は、毎日7キロランニングするほどの健脚だったそうですが、今では殿部と大腿の外側、下腿の外側の痛みで少し歩くだけでも辛い。しかし、自転車ならかなりの距離は走れるという訴えです。まるで、世間で脊柱管狭窄症と呼ばれる病態にそっくりです。
未だに入院した病院のリハビリに通われていますが、症状が好転するどころか、反対の殿部まで痛みが出てきたので、家族にすすめられ、鍼は怖いけれど良くなるのならと、藁をもすがる思いで来院されたそうです。
シップの後のかぶれが痛々しく、病院では神経がやられていると言う説明を受けておられ、処方される痛み止めも全く効かないそうです。不安なのでしょう、しきりに神経がやられているのかどうかを聞いてこられます。骨折をした側の腕も痺れているが、我慢できるので、こちらは治療は要らないと言う訴えです。同じように治療するほうが良いのですが、押し売りは出来ませんから仕方がありません。
今まで、この患者さんを診た人は誰一人、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と言う病態を知らないのでしょう。
先日も、半年前から、いわゆる頚肩腕症候群のような病態の患者さんが、ネット検索で来院されました。医師に自分の痛みがMPSではないかとい告げると、筋肉が痛むと言うのは運動後の筋肉痛の事で、それ以外に筋肉が痛むなんてことは聞いたこともないし、あり得ないと一蹴されたそうです。幸いにも、この患者さんは2回で良い結果が出て、先生のところに来ることが出来て、本当に良かったと言ってくださったのがせめてもの救いです。
私には診断権がありませんから、求められるのは結果がほぼ全てです。それも、口コミや、ネット検索で来られる方は、それまでに色んな治療を受けておられる人ばかりで、中には強い医療不信に陥っておられる方もおられますので、治療だけで乗り越えられない方もおられます。
もう少し、MPSや線維筋痛症(FM)と言う病態が世間一般に理解されると同時に、鍼=痛い=怖い と言うような悪いイメージがなくなり、もっと痛みがこじれる前に鍼治療が出来るような下地が出来れば、助かる方も多いと思う今日この頃です。
今日、来院された患者さんには、仰向けで、小、中殿筋の前方部分、大腿筋膜張筋から腸脛靭帯、うつ伏せで、小、中殿筋の後方部分と下腿外側にある、硬く圧痛のある部分に鍼を施し、それぞれ置鍼をしました。
鍼を打った筋肉全てに強い感作が見られました。治療直後は、歩くのが凄く楽になったと喜んでお帰りになりました。

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カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2010年12月30日(木) 00:20
70歳代の女性の患者さん。
以前から、腰はよく痛くなったが、赤い―マークの脚の部分に初めて痛みが出たと言う事で来院されました。歩きながら、殿部の筋肉を押さえると痛みが和らぐそうです。中殿筋の後方線維などをリリースすると、訴えられる痛みがなくなりスムーズに歩く事が出来るようになりました。
この患者さんは、以前は京都に住んでおられたそうですが、今は離れた〇県にお住まいのようです。数日後には自宅に帰る予定だそうです。自宅近くにはいくつも医院や病院、治療院があるそうですが、どこへ行ってよいのか分からないと仰ります。こちらも、MPSを理解して治療してもらえる施設をしりませんから、どこへ行けばよいか聞かれても困りものです。
ですから、私の院に来られる患者さんには、痛みの事を少しでも理解してもらい、自分で治療戦略をたて易いようにする為に、MPS、トリガーポイント、筋痛、慢性痛症 etc についての資料をお渡しするのですが、資料の作り方が悪いのか?世間一般で行われている構造破綻モデルに基つく診断と、私の話す内容がかけ離れているためか?なかなか理解してもらう事ができません。もちろん、無理強いするつもりはありません。
この方も、地元に帰って痛みに襲われたらどうしようと考えると、不安でいっぱいになり、毎日あった便通がなくなったそうです。痛みをすぐに除痛できても、負のインパクトは、人によってはなかなか消える事はありません。
このような立場の患者さんでも、痛みについて知ろうとしない患者さんのほうが圧倒的に多いかもしません。
同じ事をお話しするのは、治療家として相当なエネルギーも要りますし、中には胡散臭く思う方もおられるでしょうが、MPSや慢性痛症の事が世間で少しでも理解されるように、コツコツと出来る範囲で地道にやっていくしかありません。

カテゴリ:症例報告 ,坐骨神経痛 脊柱管狭窄症
ebara / 2010年07月26日(月) 16:37