鷲足とは薄筋と縫工筋、半腱様筋からなります。場所的には、膝の下の脛骨の内側部分になります。
60歳代の女性の患者さん。右の鷲足部分が1週間程前から痛み、階段の上り下りや、歩いたり押さえたりすると痛む。
しかし、動かしている間に痛みはマシになると言うものです。動かしていれば、痛みが楽になるパターンはよくあるケースです。言いかえれば、構造的な問題と関係ないとも言えます。
医師が診断すれば、鷲足炎と言う病名がつくと思います。ただ、足首が何らかの問題で回内位のポジションが固定され、痛みと関係深いようならば、そのような問題も含めて考察しなければいけないと思います。
大腿の筋にアプローチしていると、患者さんは全く触れていない反対の左脚にピーンと響くと、しきりに仰ります。これだから痛みは不思議ですね。
・江原鍼灸整骨院. 電話 075-463-8639
・京都市中京区西ノ京御輿ケ岡町10番地
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・定休日 日曜日 祭日
50歳代の女性の患者さん。
昨日、正座から立ち上がる際に痛めたそうです。勿論、このような軽い動作で痛みが出ただけですから、靭帯損傷などが伴うはず無いでしょう。痛みが長引き、MRIで半月板に損傷が見つかれば、その為の痛みとされるのでしょうね。
仰臥位で、足の4、5趾間の圧痛点を押さえながら、膝を屈曲、伸展してもらうと楽になったので、この部位にバイオグリーンを施しました。これで、左膝の痛みはほぼ無くなりました。
その膝をかばっていたので腰も痛いと言う事で、陰陽交差、子午治療の対象経絡上、右の孔最に一番反応が現れていたので、ここにもバイオ。
動作時痛改善確認時、腰の痛みは改善したが、痛みが少し残っていたのでダイレクトに徒手治療を施し治療終了。
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ロキソニンは、痛み止めに使われる代表のような薬です。
この薬を飲んでも、ちっとも膝の痛みが引かないと言う患者さんがみえました。
上の図では理解しにくいかもわかりませんが、私の記憶が正しければ、例えばどこかに足をぶつけたとします。
まず、ブラジキニンと言う発痛物質が体内で生成され、次いで、それを増強するプロスタグランジンと言う物質が生成されます。
ロキソニンと言う薬は、プロスタグランジンの生成を抑制する働きのあるお薬です。
ロキソニンが効かないのは、その部位に発痛物質が無いと想像出来るのでは無いのでしょうか?
単に、筋肉の凝り、スパズム、痙攣etc と呼ばれるような物だから、ロキソニンが効かなかった判断しました。
患部のアイシング、内側広筋、外側広筋に単刺。
(1本の鍼で行なう手技)簡単な治療で、痛みが10→0になりました。
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60歳代の女性の患者さんです。
1月くらい前に、膝に水が溜って1度抜いてもらったそうです。
その後毎日のように通院して、患部に、電気、マッサージ治療するも、痛みは変わらず、腰痛まで出てきたので来院されました。
今日2回目の通院でした。
水が溜ったのは、滑膜に炎症があったのでしょう。
それは、収まったのですが、MPSが続いたままだったのでしょう。
膝の外側にはっきりとしたTPがあります。
このような場合、小、中殿筋にもTPが存在する事が多いものです。
ランナーズKneeと呼ばれる物に似ています。
膝と併せて施術をしました。
勿論この患者さんは、先述したような運動とは無縁です。
整形では、絶対に正座は駄目と言われていましたが、昨日と今日の治療で痛みは、ほぼ無くなりました。
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患者さんは70歳代の女性です。
膝の変形は見た目にも結構なもんです。
かなりのO脚で、内側広筋の萎縮もあります。
この女性は、お茶の先生をされているので、結構な変形でも、正座は出来ます。
昨日赤い印の辺りが痛いと来院されました。今日は、赤い部分は治ったが、昨日痛くなかった青い部分が痛いと仰ります。
この2日間は、赤い印、青い印のところに鍼治療をしました。
2日続けて同じ箇所に鍼治療をしています。
2日とも施術後は、すぐに痛みが無くなりました。
トリガーポイントのチャートにも膝周りの筋肉の関連痛が、スネの筋肉に出るような記載は無かったと思いますが、何故、初日膝に痛みが無いのに、青い印のところに鍼をしたのかと申しますと、大概の痛みは、運動開始のほうが痛みがきつく、動かしていくと次第に痛みが和らぐ事が多い訳です。
このような状態は、番長が学生だった頃は、変形性の関節症の特徴とまで言われていました。この女性の場合、正座した後に歩き出そうとすると、前脛骨筋(スネ)の筋肉が痛いと仰ります。前脛骨筋は、足関節を動かす筋肉なんですが、そこを敢えて無視して、歩く時に足関節より比重が大きい膝関節を重視したと言う訳です。
理論もクソも無いのです。
その診立てが当っていたかどうかわかりませんが、番長のように結果がすぐに求められる治療家は、結果が全てな訳です。
急性期はこのような治療を数回で治癒してしまう事が多いです。
痛みを我慢しているメリットは無いと思いますが、治療の押し売りは出来ませんからね~
鍼灸師でありながら、ツボとか重視する事はまずありません。
もう大半のツボの名前も忘れてしまっています。
いつも、指先だけが頼りです。
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